酵素

 

酵素ドリンクは、栄養価が高くて、
・ファスティング
・腸活
などいろいろなシーンで使われる人気のアイテム。

 

そんな酵素ドリンクですが、
・これから飲もうと思って飲み方を調べている
・飲んでいるけど実感が無い
・もっと効果的な飲み方をいろいろ試している
こうした人も多いようです。

 

そこで、スリムや体調を整える目的でいろいろ飲んできたわたしの経験を踏まえて、
・そもそも飲み方ってある?
・一番良い飲み方は?
・いろいろ言われていることの真実は?

 

事実なのか都市伝説なのかわからないほど溢れている「酵素ドリンクの飲み方」についてまとめてみました。

 

酵素ドリンクは、酵素を体内に補うものではありません。
あくまで、栄養補助が目的の「発酵食材」です。

 

そんな酵素ドリンクは、確かに飲む目的によって飲むタイミングが違ってきます。

 

・ファスティングで飲む
・腸活したい
・美肌、エイジングをしたい

 

目的別のシーンで最適な使い方をまとめてみました。

 


飲むタイミングは「食事の前」が大原則です!っていうけれど、本当?

食べ物にはそれぞれ消化時間がある。

 

胃から次の消化を担う小腸に移動するまでに、
果物は早くて20分ほど。
ご飯なら1〜2時間ほど。

 

お魚は1時間。
鶏肉は2時間、牛肉は4時間、豚肉は5時間。

 

深夜に食事を取るとまだ胃に残っているかも。

 

また、胃を通過しても、小腸から大腸を通って排出されるまでにはさらに時間がかかります。
特に肉類は消化に時間がかかるので、多く食べると腸になかり長くとどまっています。

 

酵素ドリンクの多くは、大腸に届くことを目的としたものが多い。
そうなると、食べ物でいっぱい、ぱんぱんの腸よりも余裕のある状態の方が良さそうですよね。

 

他のものの消化に追われていては、肝心の酵素ドリンクの消化吸収のさまたげになりそうです。

 

こうしたことから、酵素ドリンクを飲むタイミングは「空腹時が最適」とされています。

 

酵素ドリンクを飲んでも体の中で酵素として働くことはない!

 

ただし、ここでちょっと注意すべきことがあります。
それは、「酵素ドリンクを飲んだからといって体の中で酵素として働くことはない」という医学的な事実です。

 

「酵素ドリンクを飲むと酵素が腸に届く」
「酵素ドリンクを飲むと腸内で消化を助ける」
こうした表現は「不正確」なのです。

 

酵素自体を飲んでも、ほぼ胃の中で死滅してしまいます。
仮に技術で腸まで運べたとしても、酵素ドリンクの酵素が「腸の中で消化酵素として働くことはない」のです。

 

それなのに、飲むと調子い良い、便通が良くなった、お腹が鳴って動きが良くなっている、、、それはなぜ?

 

発酵食品としての酵素ドリンクには意味がある

 

それは、酵素や酵素ドリンクとして作られているものの多くが「発酵食品」だからです。
納豆などの発酵食品が腸内で良く働いてくれることは確かめられています。
体のために発行食品を食べることはとても良いとされ推奨されています。

 

これと同じ作用が期待されるのが酵素ドリンクです。

 

ですから、実は、ご飯と一緒に食べても間違いではないですし、お薬のように決まったものはありません。

 

健康食品なので当然といえば当然。
キムチを食べるのに良いタイミングはと聞かれても、「食事で」という回答になるのと同じです。

 

また、死菌となった酵素であっても、
・大腸菌のエサになり大腸菌の活動を高める
・大腸菌の中の善玉菌という良い菌を元気にする
こうしたことは期待することができます。

 

発酵食品として、大腸菌をフォローする食品として働くことで、結果的に腸に良い結果が出たりすることは期待できる。
これが酵素ドリンクの本当の働きです。

 

まず、この大きな間違い勘違いを理解したうえで、自分にとって最適なタイミングを見つけていくことになります。

 

※内容は、わたしの母校の教授が書いた記事を参考にして確認してあります。

 

そもそも酵素はいつ飲めばいいのか、お勧めの飲み方はあるのか?

先に書いたように、酵素は健康食品ですから自分のいちばん都合の良いときに飲むのが正解です。

 

ちゃんとしたメーカーさん(医薬品メーカーなど)では、正しい表現で説明されています。

 

都合の良い時でいい。
できれば飲み忘れ防止のために食事の前後など。
胃腸が弱い方は、食後に。
https://www2.kobayashi.co.jp/suppl-qa/vege_enzy_ex/108/
(小林製薬)

 

個人的には、
・整腸なら食事といっしょに
・食事の置き換えなら置き換え時に
・健康食品として定期的なら説明書どおりの飲み方
こんな感じです。

 

それでも、あえて酵素の働きを考慮すると、
・朝は代謝酵素が優位
・昼は消化酵素が優位
こんな酵素の働き方をもとに、

 

・肉類はランチで食べるのが良い
・朝は抜かないでカロリーとバランスを考える
・夜はカロリーを摂り過ぎない

 

こんなことを踏まえると、
・重めのランチならその時飲む
・朝のバランス食として補助的に飲む
・夜を軽めにした空腹を補うために飲む

 

自分なりの良い飲み方が工夫できます。

 

酵素ドリンクやサプリは飲んじゃダメ? はい、酵素だと思って飲んじゃダメです

酵素は何百種類も知られています。
働きも様々ですが、主に、エネルギーに変えたものを細胞に供給する代謝酵素と食べ物を消化する消化酵素に分かれます。

 

酵素は体内で作られて、外から補うことはできません。
さらに、年齢とともに作られる量が減少していきます。

 

同じ量を食べていても太る。
同じように運動していても太る。

 

それは、酵素が少なくなっていることも原因のひとつです。

 

そこで酵素を補おうという気持ちなるのでですが、残念ながら外から酵素を補うことはできません。

 

酵素を口から入れても胃で死滅しますから腸までは届きません。
また、届いてもそれが「酵素として働くことはない」のです。

 

それで「酵素ドリンクは飲んじゃだめなのね」という意見や感想もでるのでしょう。

 

それでも酵素や酵素ドリンクが人気なのは、実際に体の調子が良くなった人が多いからです。

 

発酵食品としての機能。
腸内細菌に良く働くことで消化も良くなった。
バランスの取れた栄養素として取り続けることで元気が出て来た。

 

こんなふうに実感できることもあるでしょう。

 

もし、
・排出が不定期、遅い
・体力の衰えを感じる
・肌荒れなどが気になっている
こんなことがあるなら、バランス食品として取ることで良い結果につながることも期待できます。

 

腸の中で未消化物が多く残っているとそこから毒物が出る。
代謝酵素が少なくなるとエネルギー効率が悪くなる。
腸内で毒素が溜まると肌荒れなどができやすくなる。

 

嫌な状態を少しでも良い方向に変えていきたいなら、酵素ドリンクは良いパートナーになってくれます。

 

さらに、
・食事を減らしたいけど空腹に耐えられない
・カロリーを減らした食事をしたいけど健康は保ちたい
・プチ断食したいけど必要な栄養は摂りたい
こんな希望も叶えてくれます。

 

酵素ドリンクは、酵素ではなく「健康をフォローする食品、発酵機能を持つ健康食品」として取るならとてもおすすめです。
目的ごとに良い結果につなげてくれます。

 

酵素じゃないなら飲まないではなく、自分の体のために上手に使うことがおすすめです。

 

酵素ドリンクの飲むタイミングはいつでもいい?

それじゃあ、いつでも好き勝手にのめばいいの?

 

それはそうですが、やはり自分で工夫して確かめることがおすすめです。

 

・飲んで調子が良かったのはどのタイミングか
・忘れずに飲むにはどのタイミングか

 

それぞれ人さまざまです。

 

・朝飲むと一日すこぶる調子が良くて元気な気分
・ランチタイムに飲んだら午後からお腹が重くならなかった
・夕食のカロリーを落としたいので飲んだでいたらお腹周りに変化が出た

 

こんな体験的なことから自分なりの飲むタイミングを決めるのがいちばんよい方です。

 

「でも、それまでいったいどれくらい飲めばいいの?」というかも知れませんよね。

 

ここも注意したいところですが、
・酵素ドリンクは健康食品ですからすぐには実感できない
・続けるうちにゆっくりと感じるもの

 

さらに、いったんとても調子が良い!と感じてもその後また元に戻ったように感じるかも知れません。
それは、体が慣れてしまうから。

 

乳酸菌を配合した酵素ドリンクも多く出ています。
最初はとっても

 

人間の体は精巧にできています。
ちょっとやそっとで大きく変化することがないように出来ている。

 

運動でも、同じ強度で続けると効果が落ちます。
計画的に長期間強度を上げていくことが必要です。

 

酵素ドリンクも「始めたら数か月単位でじっくりと調子を見ていく」ような使い方がベストです。

 

続けていればどこかで「これは!」という感覚やタイミングがつかめるはずです。

 

酵素ドリンクはいつ飲む?温めると意味ない?はい、酵素は熱に弱く酸にも弱い

酵素や発酵食品は熱に弱いことが多い。
酵素自体は加熱すると失活してしまいます。

 

例えば、生卵をゆでるとゆで卵になるように状態が変化します。
酵素もおおむね50℃から70℃で不活します。

 

酵素ドリンクなどを温めれば、酵素が熱によって変化してしまう恐れはあります。

 

酵素ドリンクを温めて飲むなど、別を加えるシーンがちょっと想像できませんが、
何らかの理由で熱を加えるとしても、先の50℃以下の過熱に止めおきましょう。

 

せっかくの成分も台無しです。

 

ただ、この記事で説明しているように、酵素ドリンクなどの酵素製品は体内に入れても酵素としては働きません。
ですから、熱で不活してもしなくても酵素としては何も変わりません。

 

さらには、酵素ドリンクの種類にも注意が必要です。

 

健康食品として販売されている酵素ドリンクは分類としては清涼飲料水です。
となると、「法令により熱処理してある」ことになります。
加熱殺菌するのです。

 

(参考)
清涼飲料水の製造における衛生管理計画手引書 - 厚生労働省
 https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000398573.pdf

 

熱処理はこの要領を守って作られるわけですが、
・酵素がいちばん働くphは弱酸性とされる
・多くの酵素ドリンクが働きやすいようなphで作られている
つまり、3.0 ≦ pH < 6.0の値で製品化されている。

 

※酸性とアルカリ性と中性
液性pHの範囲
酸性pH < 3.0
弱酸性3.0 ≦ pH < 6.0
中性6.0 ≦ pH ≦ 8.0
弱アルカリ性8.0 < pH ≦ 11.0

 

そうなると、厚労省の手引書では、
【法令】@pH4.0未満のものの殺菌にあっては、その中心部の温度を65°Cで10分間加熱する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法で行うこと。
としているので、65℃で10分間加熱処理されていることになります。

 

生卵を同様に加熱するとどうなるでしょうか、、、。
おそらく生のままというわけにはいかないでしょう。

 

つまり、この熱処理の過程を経ることで、酵素ドリンクの多くが不活状態になるわけです。

 

既に不活状態の酵素ドリンクですから、以後どうしようと状態は同じです。
気にしても仕方ない、そんな答えになってしまいます。

 

ただし、死滅した、不活した酵素であっても「腸に届いて腸内細菌のエサにはなる」。
腸内細菌を元気づけるような働きはそのままですから、少しは安心できます。

 

酵素ダイエットってあるけど、酵素ダイエットのときはいつ飲むのが効果的

お答えは、食事の置き換えに飲む。
だから「抜きたい食事のときがタイミング」となる。

 

酵素ダイエットとは、2つの意味で捉えられているようです。

 

1つは、「酵素自体を飲むことで整腸などを期待する」意味。
この場合は、排出が良くなるなど体内に残ったものがスムーズに、定期的に排出されるようになることでケモニして体重が落ちるといったことを期待します。

 

このことをメインにした酵素ドリンクはとても多い。
腸内を整える、善玉菌に良いなどのキャッチコピーが躍ります。

 

また、有名メーカーからはヨーグルトなどの乳酸菌類もこの考え方でたくさん発売されています。
酵素ドリンクでなくても、自分の体にうまく合えばこちらでも大丈夫です。

 

わたしもかなり飲んでみた時期がありました。
最初は「わっ、かなりいいかも」っていうこともあったのですが、時間と共にしぼんでしまって。

 

先に記事で書いたように、人間の体は適応力があって、慣れるとぜんぜん普通になってしまう。
ヨーグルトなど乳酸飲料ではなかなか整わなかったですね。

 

2つ目は、「食事をカロリーの低い酵素ドリンクに置き換える」方法。
体重を落とすには原則、「摂取カロリー < 消費カロリー」の公式が成り立てばいい。

 

カロリーが減れば、
・足りない分は蓄えた脂肪を使う
・取るカロリーが減ればその分余計な脂肪がつかない
こうした結果を期待するものです。

 

それでも最低限の栄養分を取って、体の負担健康面に注意することも大事。
そこで、野菜や果物などいろいろな食物から造られている酵素ドリンクが注目されることに。

 

ソフトランディングですね。

 

この方法はかなり有効です。
・空腹感が小さくなる
・ある程度の栄養が取れて負担が小さい
・特に女性が我慢できない「甘み」もそれなりに味わえる
こんな利点があるので続けやすいのもメリットです。

 

続けばいくらかは結果につながるので、続けられるのは大きなポイントです。

 

注意したいのは、カロリーと糖分です。
置換する食事はいつもどんな内容?
これが大事。

 

なぜなら、酵素ドリンクも種類によっては「カロリー多め、当分多め」のこともあるからです。

 

・置き換え前と比べてかなりのカロリー減となること
・置き換え前と比べて糖分も減ること
この両方が必要です。

 

よく、「酵素ドリンクで置き換えしてもぜんぜん痩せない」という声を耳にします。
これは、置き換え前の食事との比較で上手な置き換えになっていないことも多いから。

 

酵素ドリンクという知名度や期待感に頼ってやっている。
飲めばいいという感じでやっている。

 

それでは結果はちょっと厳しいかも、、、。
使ってみようと思う酵素ドリンクのカロリーや糖分を必ず確認してください。

 

チャレンジする前に、しっかりと計画を立ててください。

 

 

ページの先頭へ戻る